最大震度6弱を観測した神城断層(かみしろだんそう)地震から9年。
被害の大きかった長野県白馬村では、「命を守る」学習が進んでいます。
住民と子どもたちの取り組みを取材しました。


「お願いしまーす」
「はい、じゃあ、実際の災害が起きたという想定で我々は動きましょう」

白馬南小学校の6年生のクラスで行われていたのは、「避難」についての防災学習。

災害が発生したとき、どこに、どうやって避難すればいいのか。

自宅近くの避難できる場所に実際に足を運び、施設の設備やルートなどについて、調べてきました。


児童:
「1つめ(の避難所)は、山に結構近いから山が崩れてきた時の想定とかもして、もう一個の方に行ったら安全なのかとか、次に行ける場所はどこなのかとか」
「飯田公民館が避難場所の方面で、行く途中に犬川があるから、そこの川などを見ながら行きたいです」

この日は、力強い助っ人が授業に参加しました。

地域住民や、役場の防災担当者です。

ガイド役の男性:
「飯田地区は結構厳しいなあと地図を見ていて思いましたけども、みんなで頑張って逃げましょう」

子どもたちと一緒に、実際に避難してみることにしました。


白馬南小学校 小林隆教諭:
「他人事ではないので、皆さん命の勉強をきょうはしっかりやっていきましょう」