女子駅伝日本一を決めるクイーンズ駅伝が11月26日に、宮城県松島町をスタートし、仙台市にフィニッシュする6区間42.195kmのコースに25チームが参加して行われる。
第一生命グループがダークホース的な存在になってきた。入社3年目の小海遥(20)が6月の日本選手権5000m3位、7月のアジア選手権10000m優勝と、日本トップ選手に成長した。入社2年目の鈴木優花(24)は、10月のMGC(マラソン・グランドチャンピオンシップ、パリ五輪代表3枠のうち2人が決定)に優勝し、パリ五輪代表を決めた。
2人は駅伝でも実績を残してきた選手。前半の1区(7.0km)か3区(10.6km)を小海が、長距離区間の3区か5区(10.0km)を鈴木が担当する。他の選手たちの頑張りがあれば2人のエースを、より活かす区間配置ができる。前回1~3位の資生堂、積水化学、JP日本郵政グループを、慌てさせる展開に持ち込めるか。
鈴木の“得意種目”は駅伝だった
鈴木がついに、“得意種目”の駅伝でも快走を見せてくれそうだ。マラソンは2時間24分09秒で優勝したMGCが自身3レース目。MGCで勝ちきった走りは大健闘だったが、初マラソン(21年名古屋ウィメンズで2時間25分02秒の学生新で5位=日本人3位)と2度目のマラソン(22年名古屋ウィメンズで2時間25分46秒の6位=日本人4位)は、そこまで高いレベルではなかった。
それに対して駅伝は、大東大時代に大活躍を見せた。全日本大学女子駅伝は1年時から2区(5.6km)区間賞、3区(6.9km)区間賞、6区(6.7km)区間賞=区間新、5区(9.2km)区間2位=区間新と快走を続けた。4年時の区間2位は不破聖衣来(20、拓殖大)の驚異的な走りがあったからで、鈴木も加世田梨花(24、ダイハツ)が持っていた区間記録を15秒更新していた。

















