7月1日は気温が40℃を超えた所もあり、各地で危険な暑さとなりました。連日の酷暑に節電要請…“想定外の出来事”に頭を悩ませる飲食店も出ています。

■連日の猛暑で“想定外”が…「猛暑割」で毎日ビールが割引に!?

連日の猛暑で、キンキンに冷えた生ビールがうまい!!

男性客:
「暑い中飲むビールは最高ですね」

東京・杉並区にある居酒屋では、6月25日土曜日から「猛暑割」をスタート。
ジョッキ770円が550円、グラス550円が440円になるんです!

客:
「猛暑割りのビール下さい。ジョッキで」

客:
「ジョッキで、猛暑割りですからねー」

次々に注文が入るんですが、想定外の出来事が…それは。

酒好房 かえでの杜 冨田和裕店主:
「予想を上回っているのは猛暑日が続いていることで、ちょっと舐めていましたね、そんなに続くとは思ってなかったですね」

「猛暑割」を始めた初日からずっと猛暑日。毎日割引価格で生ビールを提供しているのです。

冨田さん:
「短期間なら集客に繋がれば別にいいと思いますけど、ずっとだと、やっぱりちょっと(売上が)厳しくなるとは思いますね。生ビールは今日(6月30日)までにしようかなと思ってます」

ということで、「猛暑割」は、7月1日から「1777円で1時間日本酒飲み放題」に変更しました。

■冷房の稼働減らし節電営業 「暑い」快適と両立難しく…

想定外の猛暑に加え、電力のひっ迫に頭を悩ませる飲食店も。

政府が節電を呼びかける中、新橋の焼き鳥店では…
店頭の看板の一部を消灯。冷房の設定温度を高めにして営業しています。

客:
「ビールを飲んだら、たぶん(暑さを)忘れられるから」

一方でカウンター席からは…

客:
「暑いですね、普段より暑いです」

焼き場に近いこともあり、他の席よりも暑くなってしまうようです。
そこで…

志ん橋 山しな店主 山科昌彦さん:
「カウンターの方にちっちゃい小型の扇風機を置いたりとかしてなんとか」

苦肉の策で用意したのが、小型の扇風機!

客:
「(扇風機を)使っています」
「だいぶ違います」

山科さん:
「停電になってしまうと食材を入れている冷蔵庫とかだめになってしまう恐れもあるんで、死活問題になっちゃいますね。なるべく停電にならないでこの夏は乗り切れればいいなと」