青森県内では冬支度が進む中、桜の名所・弘前公園では雪の重さで木の枝が折れるのを防ぐ雪吊り作業が始まっています。雪吊りに欠かせない「頭飾り」が弘前公園の名物となっていて一風変わったユニークさが訪れた人を楽しませています。

【画像を見る】大谷翔平選手にちなんだ「頭飾り」とは…

16日朝から弘前公園で行われていたのは樹木の幹のそばに支柱を立て先端から出た縄を木の枝にくくりつける「雪吊り」。雪の重さで樹木の枝が折れるのを防ぐ重要な作業で2023年はマツやツツジなど42本の木を縄で釣りあげます。

弘前公園の雪吊りは支柱の先端にある頭飾りに工夫が施されていて次の年の干支や縁起物などが取り付けられています。公園緑地課の山崎貴穂さんが考案し2012年から行っています。

弘前市公園緑地課 山崎貴穂主任技能主事
「ちょうど築城400年の時に盛り上げようとその時兎年だったのでウサギの耳から初めてそしたら市民の皆さんに楽しんでもらえたので干支をメインに毎年作るようになりました」

山崎さんが始めるまでは「王冠」と呼ばれる定番の頭飾りでしたが次第にユニークさを増し2023年は「2024年の干支・辰」や亀、タツノオトシゴといった縁起物。そのほかメジャーリーガー「大谷翔平選手」にちなんで「兜」などの頭飾りを手がけました。毎年、デザインを楽しみにしている人も多く謎解きのように楽しむ姿も見られました。

訪れた人は
「毎年とにかくこの飾りは楽しみにしてますなにを作ってるのかは分かるのもあるし分からないのもあるけど」

「これはなんだろうこれはなんだろうと見て歩くのは楽しいですね高齢者だから脳の活性化とか考える力が」

弘前市公園緑地課 山崎貴穂主任技能主事
「自己満足なんですが皆さんに楽しんでもらえればいいなと思って作ってますなんだかわからない作品もありますがそれを想像しながら散歩していただければ」

弘前公園の冬支度は20日の週から本格的に始まり冬の散策に訪れた人を楽しませてくれます。