UTYが保護した技能実習生の男性についてです。男性はベトナム人で会社を解雇され野宿をしていました。失踪しかねなかった男性への取材から浮かび上がった問題点とは。

UTYの記者に届いた1通のメール…。
【今月10日午後6時半すぎ】
「一人野宿している技能実習生が居るのでお近くでしたら保護をしてもらえると嬉しいです。充電ができないらしく、Wi-Fiも使えなくて困っています」
浅川博仁記者:
「ベトナム人技能実習生を支援しているNPO法人から連絡があり、今夜、山梨で一人野宿をしようとしている実習生の元へ向かっています」

わかっているのは、
・男性で名前はトゥンさん
・大月市の鳥沢駅付近にいる
ということだけ。
カーナビ:「目的地は右側にあります」

閑散としている鳥沢駅は無人駅です。
「トゥンさん、トゥンさーん」
名前を呼び、薄暗い駅周辺を探し始めて30分、そこにトゥンさんの姿はありませんでした。

浅川記者:
「午後8時前なんですけれども非常に気温が低くなってきて寒いです。近くにはいるということなんですけれども、未だ場所は判っていないです」