■「熱中症」「節電」「コロナ」 エアコンと換気両立のポイントは?

そして、私たちが今どんな状況に置かれているかというと・・・
▼熱中症対策としてエアコンをうまく使わなければならない、▼電力不足の対策のために節電をしなければならない、さらに▼コロナウイルスの対策として換気もしなければいけないという、相反しているような3つを心掛けるような状況になっています。

東京の新型コロナウイルスの感染者数は6月30日、前週の同じ曜日を上回るという状況でした。

国際医療福祉大学の松本哲哉主任教授は、「エアコンの冷却効率を気にして、換気をしない人が増えてきていることも、感染者が増えてきている一因なのではないか」としています。
日本救急医学会の方も、熱中症対策・電力不足対策・コロナ対策と「三重苦の状況」だということを仰っていました。


この三重苦を乗り越えるエアコンの使用方法について、ダイキン工業によると「換気をするとエアコンの冷却効率はどうしても落ちる。しかし、エアコンから遠い窓を開けて換気するようにしてください」ということです。
一人暮らしの家などでは、窓のすぐ上にエアコンがあるケースが多いですよね。窓を開ける際にも、エアコンに近い方ではなく、遠い側の窓を開けるだけで、だいぶ差があるというんです。外からの温かい空気がエアコンの近くを少しでも通らないようにすることで、冷却効率の低下を抑え、節電にも繋がるということです。

井上キャスター:
エアコンをつけながら換気というのは、どうしても抵抗感ありますけどね。

森永教授:
大きい家に住んでる人は遠くの窓があるんですけど、小さな家だと窓が1個しかないという方も多いですからね。

ホランキャスター:
1人でもやはり換気はした方がいいんですか。

上村キャスター:
コロナ対策という点だとそんなに換気しなくてもいいかもしれないですけど、2人、3人と家に来る場合は、換気はやはり必要になってきますね。

■体を直接冷やす“着るクーラー”も  ワイシャツにも装着可能

上村キャスター:
では、この三重苦を解決に導いてくれるような新アイテムをご紹介します。

それが“着るクーラー”です。
ソニーから「REON POCKET3」というものが発売(メーカー希望小売価格1万4850円)されています。本体接触部分の体の表面を、直接冷やしてくれます。室温が30度で5分間使用した場合、体の表面温度を約22度まで下げてくれるんです。(※安静時・COOLレベル4使用時・環境により変動・個人差あり)

実は私、このプレゼン中ずっとつけていたんですが、外してみますね…気づきましたか?

ホラン千秋キャスター:
最初、間違えてつけたまま出ちゃったのかなって。服の一部なのかな?カチューシャをかけているのかな?とか一瞬気にはなったんですけど。

上村キャスター:
首にかける部分は別売りになっているんです。銀色のプレートのところを触ってみると、冷たいんです。

井上キャスター:
シャツなどにつけられると、ワイヤーの部分は要らないんですか?

上村キャスター:
そうです。本体を付けることができる専用のワイシャツまで売られています。

ホランキャスター:
専用のワイシャツじゃなくてもいいんですか?

上村キャスター:
専用のワイシャツでないと、なかなか取り付けるポケットのようなところがないですよね。そうすると、別売りの首にかける部分があると、私が先ほどつけていたみたいに、自分の服でも冷やすことができます。
こちら体の表面温度の変化をセンサーで検知して、冷たさ自動調整までしてくれるです。私先ほどまでお天気の中継で外にいたので、帰ってきたばかりのときは銀色の部分を触ってみると、とても冷たかったのですが、今はつけてから暫く経っているので触ってみると、ちょっとぬるくなっているんです。約100分充電すると、2~4時間半ほど使用できるということです。

井上キャスター:
高額商品なのでどうだろうと思ってましたが、実際売れてるみたいです。

森永教授:
女の人はネックレスみたいでいいけど、おじさんがしたときにどう思われるか、まだよくわからない…

井上キャスター:
最近ネッククーラーというのを皆さんしているので、それに比べたら相当細いですよ。

ホランキャスター:
色んなグッズが出ていますので、皆さんぜひ自分に合ったものを探すのも良いかもしれません。