細田博之前衆院議長の突然の死去から5日。15日、東京都内で葬儀が営まれました。
今後は空席となった衆議院島根1区を誰が担うかに焦点が移り、いつあるか分からない解散総選挙や来年4月に予想される補欠選挙に向け、自民党の候補者選びが注目されます。


15日午前、葬儀は東京都内で営まれ、岸田総理や額賀衆院議長など、多くの政界関係者が参列しました。

長男・明伸さん
「本人は心残りもあったと思いますが、出会いに恵まれ、本日お越しになった皆様はじめ、多くの方のご支援ご協力を頂きながら精一杯生き抜き、幸せな人生であったのではないかと思います。」

細田さんは先月、病気の治療などを理由に衆院議長を辞任した一方で、次の選挙については立候補する意向を示し、地元松江市で、旧統一教会との関係などを含めて説明をする予定でしたが、再び入院し帰らぬ人となりました。

この日、突然の訃報を受け、自民島根県連の幹事長は。

自民党島根県連・絲原德康 幹事長
「(後継者は)まだ全然。頭の中にはございません。どういう段取りになるかっていうこともまだ分かりません。」

白紙状態としつつも、次のような見通しを述べていました。

自民党島根県連・絲原德康 幹事長
「(島根)1区とかなろうと思いますけどね。いや県連じゃなく1区主導で。」

県連全体でなく島根1区で決めるとの見通しを示しました。選考方法は未定ということですが、おととし引退表明し直後に亡くなった衆院島根2区選出の故・竹下亘議員の後継候補者選びは公募となり、2019年の島根県知事選挙後2つに分裂した県議会の自民党系会派の双方から議員1人ずつが応募。

最終的に最大会派の島根県議会議員連盟所属だった1人が選ばれています。

今春の知事選では両会派が足並みを揃えて現職知事を推し、融和が図られたと言われたものの、今回の候補者選びに2会派の意向が影響する可能性は残りそうです。

自民党島根県連・絲原德康 幹事長
「国会議員の皆さん大体若返りの方向になってますけど、私よく言いますけども老・壮・青のですね、バランス。ある程度必要じゃなかろうかなと。」

竹下亘氏、青木幹雄氏、そして細田博之氏と中央政界で大きな発言力を誇った島根県の重鎮が近年相次ぎ亡くなり、絲原幹事長は県選出の国会議員に当選を重ねた大ベテランがいなくなることに危惧を示しています。

県連所属の別の県議は…

「島根県の国政問題なので1区だけで決めるということにはならないと思うし、県連の選対できちっとやって行く方が良い」

「いつ選挙があるか分からないとはいえ、2区では公募したわけだから分かりやすい公募が濃厚だと思う。」とした上で、

「今年中に選び方を決めて年明け後なるべく早く、後継者を決定する段取りになるだろう」と述べました。

自民王国とも言われる島根県ですが、国政への影響力が強い国会議員や重鎮が相次いで他界する中、後継者とその選び方は、融和が図られた4年前の自民分裂の火種に再び火をつけかねず、自民王国・島根の行方を占うことになりそうです。