■カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ2023(15日、東京ドーム)
アジアプロ野球チャンピオンシップの開幕を前に、侍ジャパンが前日会見を行った。会見に出席した井端弘和監督(48)は「初戦は苦労する。1試合に集中してやっていく」と台湾戦に向け意気込んだ。
午後6時から東京ドームで練習を行った侍ジャパン。強化合宿の疲れを見せず、若手主体のチームらしくノックでは大きな声を出して練習に臨んだ。シートノックはショートに小園海斗(23、広島)、セカンドに門脇誠(22、巨人)がコンビを組んだ。
初陣に臨む井端監督は「選手の状態が上がってきてほとんどの人が代表初めてなので、非常に気持ちは高ぶってます」と話し、「初戦は苦労する。まずは1試合に集中してやっていく」と初の国際大会での采配に気を引き締めた。
井端監督が初戦のマウンドを託したのは東京ドームのマウンドをよく知る赤星優志(24、巨人)。プロ初登板、初勝利も東京ドームだが「すごく緊張しています。身が引き締まる思い」と会見でも緊張した表情。「(台湾は)小技もあり、足も使ってくる。いろいろな所に注意して投げたい」と対戦相手の研究に余念がなかった。
井端監督は試合のキーマンを問われると「短期決戦なので全員。とにかくあした全員がヒットを打つというのがチームは乗ってくる。ひとりでも多く打ってくれることを望んでいる」と1戦目での侍ジャパンの雰囲気づくりも口にした。
初戦の相手、台湾もこの日、練習を行い、東京ドームの人工芝でのボールの転がり方などを確認。その後は投手と野手の投内連携を入念にチェックした。チームを率いる陳金鋒監督(46)は「日本はとても強いが試合なのでなにが起こるかわからない、全力でぶつかる」と力強く話した。
先発が予想される古林睿煬(23)は今季、台湾リーグで20試合に先発し、5勝2敗、防御率1.80と勝ち星には恵まれなかったが安定感のある投球を見せた。最速は157キロ。「全力で投げてストライクゾーンをしっかりとらえて、あとは守備に任せたい」と意気込んだ。
※写真は左から侍ジャパン・井端弘和監督と先発予定の赤星優志投手
■カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ 2023
11月16日 台湾vs日本 @東京ドーム 19:00
11月17日 日本vs韓国 @東京ドーム 19:00
11月18日 豪州vs日本 @東京ドーム 12:00
11月19日 3位決定戦・決勝














