コロナ禍のマスク生活で、顔のシミやくすみなど肌トラブルが気になっている人が増えているようです。そうした悩みを、「サバ」や「白いきくらげ」が解決してくれるかもしれません。佐賀県唐津市の農水産物を化粧品の原料にしようという研究が、福岡の大学で進められています。

◆マスク生活で肌トラブルに悩む人も多い

コロナ禍のマスク生活で困っていることについて、街の人に聞きました。


街の人「シミはそんなにないんですけど、くすみとかは前よりは気になるようになりました」「くすみも気になりますね。シミみたいなのは増えたなという感じはします」


RKB川内信江「コロナ禍でのマスク生活で出てくる悩み。この白いきくらげが救世主になるかもしれません」

◆突然変異の「白いきくらげ」に着目した研究者

白いきくらげは、佐賀県唐津市のビニールハウスで栽培されています。黒いきくらげが突然変異した非常に珍しい品種です。この白いきくらげの成分に着目したのが、福岡工業大学の桑原順子教授です。


福岡工業大学 桑原順子教授「肌のくすみを抑えるような働きのある成分が入っているんじゃないかということで、大変着目しています」

◆「ぷるぷるゼリー」に保水性の高い成分

桑原教授によると、白いきくらげには通常の「黒いきくらげ」にはない特徴があるといいます。


桑原順子教授「このあたりが、非常にぷるぷるしたゼリー状になっているのがわかりますかね。一晩おいた後も、これまでの実験でほとんど水分が飛んでいかないということが、目視なんですけどわかっています。このぷるぷるの中に非常に保水性の高い成分が、黒きくらげにない、白いきくらげには入っているのではないかということがわかっています」