イスラエルとパレスチナ・ガザ地区をめぐる情勢が厳しさを増すなか、千葉県内で“戦争と子ども”をテーマとする絵本の読み聞かせイベントが行われました。

『報道特集』膳場貴子キャスター
「“きょうからお前は立派な子ども兵士だ”。兵士はピチャに向かって言いました」

TBS『報道特集』の膳場貴子キャスターが読み聞かせを行ったのは、アフリカの子ども兵士の実情を描いた絵本『少女兵士ピチャ』。ウガンダで起きた内戦で8歳のときに連れ去られ、10年近く“子ども兵士”として生きてきた女性、アチャン・ピチャさんの実話を、取材したTBSの記者が絵と文を手掛けたものです。

アチャン・ピチャさん
「きょうはお時間をいただきありがとうございます。今、ウガンダのグルという町に住んでいます」

イベントにはピチャさん本人もウガンダからオンラインで参加し、戦闘が続くパレスチナ・ガザ地区やウクライナなど世界の情勢をふまえながら、集まった親子連れと戦争と平和をテーマに語り合いました。

参加した子ども
「自分が戦争の経験をもししたら、悲しいから、ピチャさんに言われたこと(チャリティに参加することなど)を今日からやっていこうと思います」
「私たちが学校で友達とふざけたり遊んだりしている間に、海外の、ピチャさんなどの国の人たちは人を殺したくないのに殺したりしていて辛い思いをしているんだなって。私たちがこれから変えていかないといけないんだなって思いました」

参加した親
「私もニュースをみて、自分の中で消化してしまうことがあったんですけど、それを子どもと話していきたいと思った」