「色んな興味に刺さりやすい要素が詰まっている」約5割の赤ちゃんが興味示す

ーー赤ちゃんが電卓が好きっていうのは、よくあることなんでしょうか?

ピープル 赤ちゃん研究所リーダー 小板史美さん
「超あるあるです。指先を使うことは一定の発達が進むと好みますが、押すことに興味がある子もいれば、持ち運ぶことに興味がある子もいれば、押すことでインタラクティブなアクションがあることに興味をもつ子もいれば…“この1ポイントがめちゃくちゃ全員に刺さる!”というよりは色んな発達段階にいる色んな興味に刺さりやすい要素が電卓には詰まっているのかなと思います」

ピープルでは商品開発をする際に、1歳までの約150人のモニターを観察。赤ちゃんの興味関心を探っているというが、約5割の赤ちゃんが電卓に興味を示したという。

ーー刺さりやすい要素が詰まっているんですね。それは一体どんなところが?

「まずは感触です。握った時に必ずボタンがあたって、簡単にくぼむ。気がついたら隣のボタンを触っている。さらに触って、触って…無意識の連続性が引き出されますよね。

表面と裏面の違いを楽しんでいる子もいます。裏のネジを触ったり、表のボタンを触ったり。そういう意味では、テレビや照明のリモコンも赤ちゃんは好きですね」