3連休の初日、静岡県伊豆の国市で祭りの山車が横転し、19人が死傷した事故。山車は、地元の消防団を中心に坂の上で、方向転換する作業中にバランスを崩して、坂を下り始め、転倒まで2~3秒ほどだったことが、関係者への取材で分かってきました。長く祭りに携わってきた地元住民は、犠牲者を出した山車の転倒に悔しさをにじませます。

「あそこの坂ってわりと短いんですけど、急なんです。出だしが。だから、あまりにもワーッと来たときから横転するまで短い時間だった。2秒か、3秒くらいの間にクックッっと」

こう振り返るのは、事故当時、山車の間近で綱を引いていた男性です。