世界的に見て圧倒的に少ない日本の提供件数
小川彩佳キャスター:
まず事前にお伝えしておきたいのは、私たちには、臓器を提供するという意思を示す権利と同様に、臓器を提供しないという意思を示す権利もあります。どちらも尊重されるものです。
藤森祥平キャスター:
いま日本国内の臓器提供の件数は、実は増加しています。
2023年は、脳死判定の中で、臓器提供が過去最多に上りました。ただ、海外と比べますと、国内の臓器提供件数は極めて少ない。

臓器提供者の数(100万人あたり)
▼アメリカ…41.6人
▼スペイン…40.8人
▼フランス…24.7人
▼イギリス…19.8人
▼日本…0.62人
池田留輝愛 社会部記者:
臓器を提供するには、2つのパターンがあります。
本人が生前に保険証などで意思表示をしていて家族が拒否しなかった場合。
そして、本人の意思がわからない場合でも、家族の承諾があればできます。
どちらも、家族の判断というものが必要になってきます。

伸び悩む理由としては、そもそも意思表示をしている方が少ない。家族の承諾もハードルになっていると言われています。
藤森キャスター:
街の皆さんは、どう考えているのか、取材しました。
▼20代男性(公務員)
「提供するのは大いに賛成です」
Q.家族には伝えている?
「伝えてはいます。自衛官なんですけど、何があるかわからない職業ですので、入る前に一言伝えています」
▼20代女性(サービス業)
「私が亡くなっても、次の世代につなげることができるんだったら、臓器提供した方が、世の中のためになるのかな」
Q.家族には伝えている?
「まだしてないですね。深く考えたことはなかったので」
▼50代男性(会社経営)
「(臓器提供の意思は)個人的にはないです。切り裂かれたくないという。自分の嫁は、提供したいとは言ってるんですけども」
Q.実際に奥さんがそうなったときに判断できる?
「冷静に考えられるかは正直わからないですね。嫁が移植に同意していても、こちらが止める可能性もありますし、尊重してそのまま行く場合も」
▼10代女性(専門学生)
Q.親の臓器提供に承諾できるか?
「できないと思う。脳死状態だったとしても、まだ死んだわけじゃないから、それで自分が同意しちゃったら、自分で親を殺してしまったみたいな気持ちになりそうで」
小川キャスター:
様々な意見がありましたね。
トラウデン直美さん:
免許証の裏に臓器提供の意思の有無について書いてあるじゃないですか。それを見て、印を付けようかなって思ったんですけど、そのときに母に、これってどうしてる?って話したことがありますが、そのくらいですね。

自分がそうなったときに提供してもいいかなっていう気持ちがあっても、家族がそういう状況になったときに、どう感じるかっていうのは、またちょっと違う、複雑な気持になりますね。














