日本の医療は「医師の長時間労働に支えられている」
勤務医は何故長時間労働になってしまうのか?
その背景を県医師会の佐藤副会長にお聞きしました。
長崎県医師会 佐藤光治 副会長:
「日本の医療は、医師の長時間労働で持っているようなものなんです。昼夜なく、みんな仕事をしないといけない。医師の場合は業務が特殊です。
『患者さんをずっと見ないといけない』
それだけではなく『病院の中のマネジメント(管理)』をしないといけない。
それから『地域医療体制』『救急体制』もしないといけない。
患者さんたちも、かかりつけ医をきちんともって、救急のかかり方を考えてもらわないといけない(と思います)」
医師の健康を守ることは、患者への安全な医療の提供につながります。
医師の業務量を減らし、長時間労働を防ぐ一方で、''医療の質''は保つ取り組みが進められています。

長崎県医師会 佐藤光治副会長:
「業務の削減ができるっていうことは仕事的にも余裕が生まれますから、医師にとってもいいことかもしれません。
患者さんとの信頼関係も安心・安全も、時間が短くなったら色んなことが起きる中で、今までと同様に良い医療ができるようなシステムにしないといけない。
働き方の短時間の時間のことだけじゃないんですね。それをどうするか、”タスクシフト / シェア”を含めて非常に大事なことになると思います」