午後は外に出て、交通整理の訓練。

車を誘導するための「停止棒」と警笛を使って、運転手に直進できないことを伝えます。

ポイントは肘を伸ばして大きく手を振り、警察官の存在を知らせること。


稲本さんが挑戦しますが…。

稲本さん:
「こんにちは」
運転手役の教官:
「全然見えなかった全然わからなかったっす」
稲本さん:
「すみません」

交通事故などに伴う通行止めの際、万一、車が気づかずに直進してしまえば、さらなる事故が起きるおそれがあります。

教官:
「なんとかして停めないといけないってなればやっぱり『危ない!』とか言わなくちゃいけない」


次は田邨さんが挑戦。

警笛を使って停車するようにしっかりと合図できたようですが…

教官:
「一番危ないのは前に出ちゃいけないって言ったじゃん。一瞬出ようとしたのわかった?」

車をどうにかして停めようと、一瞬、左足が車の前に出そうになっていました。

教官:
「そうすると足ひかれちゃうから一番それが殉職事故にあうんだよ。一番危ないから」

県民を守る仕事ですが、自身の安全確保も重要な任務です。

入校しておよそ1か月。

日々、訓練に真剣に取り組む2人の女性が警察官を志した理由は…。