近年、女性警察官が増えています。
体力と精神力が必要となる警察官を志し、警察学校で訓練に励む2人の女性を取材しました。
「女性だからこそできること」とは。


長野市松代町の警察学校で訓練に励む初任科生。

10月に入校したばかりの新人警察官です。

10月6日入校式 入校生代表挨拶:
「良心に従い、不偏不党かつ公平中正に警察職務の遂行にあたることを固く誓います」

6日に行われた高校や専門学校卒業課程の入校式。


出席した24人のうち10人が女性です。

県警によりますと、警察官に占める女性の割合は年々、増加傾向にあります。

県警は2025年度末までに女性警察官の割合を12%に増やす目標を掲げていましたが、今年4月の時点で12%を超えました。

警察官としての一歩を踏み出した田邨七海(たむら・ななみ)さん26歳と、稲本愛実(いなもと・まなみ)さん18歳。

男性が8割以上を占める職場で、「女性だからこそできること」を考え、日々の訓練に臨んでいます。

危険も伴う警察官の仕事。

いざという時に備え、柔道や剣道で心身を鍛えます。


さらに、体力を消耗した体に追い打ちをかけるように、腕立て伏せと腹筋をそれぞれ90回。

時々苦しそうな表情を浮かべる2人ですが、警察官には途中であきらめない精神力も求められます。

次の授業は10分後、ジャージから制服に着替え、訓練が終わった瞬間、一斉にダッシュ!

時間を守って行動する…社会人としての基本も学校生活で身につけます。