■今後も続く危険な暑さ 冷房を使いつつ節電するには?
では家庭でどのような節電方法があるのか、何を説明すれば効果的なのかというのを見ていきましょう。家庭で使っている電気を100としますと、どんな家電が最も電力、電気を使っているのでしょうか?
家庭における電気の使用割合(夏季・午後7時ごろ)
▼エアコン 38.3%
▼照明 14.9%
▼冷蔵庫 12.0%
▼テレビ・DVD 8.2%
▼炊事 7.8%
たくさん電気を使っているところを効率よく節電していければ、ということで、取り組めることをご紹介します。
午後7時頃の電力の使用量では、家庭で使う電力を100とした場合、最も電気を使っていたエアコンから見ていきましょう。

▼エアコン
・26℃の設定を2℃上げるだけで5.4%節電
・フィルターも掃除して使用すると1.9%節電
▼照明
・明るさを下げて2.5%節電
・不要な照明を消すして1.5%節電
特にご家族で過ごされている場合、一つの部屋に集まることで部屋の電気の数を減らすこともできますし、エアコンも1か所にまとめることができます。
▼テレビ
・「省エネモード」を使うと画面の明るさなどが下がって2.0%節電
気軽に手軽にできそうなことが結構ありますよね。
▼冷蔵庫では、今の時期暑いので、中の衛生管理の問題もありますので状況を見て頂きながらだと思いますが、「強」に設定しているご家庭、冷蔵庫の空き具合で「中」ぐらいにしても大丈夫そうだなということであれば、1.2%節電できます。
▼洗濯機は、まとめ洗いが有効だということです。容量の8割以上でまとめ洗いすることで0.4%の節電になります。

■「節電」求められる中で・・・日本のエネルギー政策の方向は?
井上キャスター:まだ6月ですから、今節電を求められるということは、あと向こう2か月3か月は節電を求められ続ける?
田中ウルヴェさん:
可能性があるのですよね。今回私達ここでは暑いと思いましたけど、例えば夕方など少し楽になったときにちょっと外に出て、少し私達も慣れていかないと。これから長いわけですから、体の調節もしながらちゃんと節電をしながらっていう、ここは自分たちで気がついていかないと。本当に健康が一番まず大事ですから、そこは気をつけていただきたいですよね。
井上キャスター:
個人・企業で乗り越えられることはもちろん大事なのですが、国としてエネルギー政策をどうするのか、原発再稼働なしにこのままいけるのであればもちろんそれは越したことないですが。その原発のタブー視をせずにどうやって6月の時点で節電を求められるって今までなかったことですから。
田中ウルヴェさん:
私達の日本の環境がそもそも変わってきているということがあります。その中でエネルギーってどのように使うか、今まで使っていたエネルギーではなくどのように自然エネルギーを使っていくのかということは、今までは長期的な目標 ということでした。けれども直近の課題になってしまったということはありますから、そこは本当に考えていかなきゃいけないですよね。
井上キャスター:
求めるだけではなくて、あなたたちも議論をしてほしいと、国に対して思いますね。














