【近江-京都国際】
10月29日(日)には、準々決勝、残り3試合が行われました。第1試合は、滋賀の近江と京都国際の京滋対決。試合は、近江・西山恒誠投手、京都国際・中崎琉生投手、両エースによる息詰まる投手戦になります。西山投手が角度のある速球と外角への切れのいい変化球を武器にテンポのいいピッチングで京都国際打線を翻弄すると、京都国際の中崎投手はランナーを背負いながらも要所要所を抑える粘り強いピッチング。両チーム無得点のまま9回を迎えます。
9回表、近江は5番・森島佑斗選手がライト線へのツーベースヒット。両チームを通じてこの試合初めての長打で1アウト2塁のチャンスを作ります。しかし、ここでも中崎投手が立ち塞がります。続くバッターをセンターフライに打ち取ると、ファールで粘る7番の高橋直希選手に対してはインコースを強気に攻める投球で、最後は空振り三振。気迫のこもったピッチングで得点を許しません。
逆に京都国際はその裏、先頭の3番・高岸栄太郎選手がヒットで出塁すると、1アウト2塁として5番の清水詩太選手。「ストライクは全部振っていこうと思っていた」と振り返った打席は、初球を積極的に叩いてセンターへのサヨナラタイムリーヒット。京都国際が少ないチャンスをものにして2試合連続のサヨナラ勝ち。ベスト4進出を決めました。