“電話派”の方の意見は

良原キャスター:
“電話派”の方の意見も見てみましょう。(Nスタ調べ)

女性(35)
「話がすぐに解決する」

男性(36)
「細かいニュアンスが文面よりも伝わりやすい」

男性(45)
「謝罪やお礼は絶対に電話」

女性(23)
「重要な話は電話でする」

という意見です。

若新さん:
業務上だったとしても、そこで出てくる細かいニュアンス。細かいニュアンスで一番捉えなきゃいけないニュアンスはやっぱりその人の気持ちだと思うんすよ。怒っててお願いしてるのか、下手に出て優しくお願いされてるのか、それともすごくうまくいってますよっていう了承なのかとかっていうのは、文章じゃわかりきれなくて、今後、僕らが一切人と対面せずに生きていく未来を考えてるんだったらそれでもいいですけど、どこかでは僕らは誰かと時間と場所を共有していきたいわけですよ。それを捨てない限りは、やっぱりちゃんとその人の感情のニュアンスを通じ合わせるっていう訓練は僕はしておくべきだと思います。

井上キャスター:
若い人はこういう話を聞いてるのがもう嫌なのかな。「別にメールでいいじゃん」ていう。

若新さん:
だから、もうバラバラで別々の空間で一生生きていけるんだったら、それが楽ちんだと思う。

良原キャスター:
電話のやり取りが減っている中で、“電話のマナー”講習は10年前より1.5倍増えているんです。マナーコンサルタントの西出ひろ子さんによりますと、「仲間同士で電話を掛け合い、シミュレーションで対応力と自信を身に付けて、とにかく慣れる」ことが電話克服の秘訣だということです。

井上キャスター:
若い人って留守電とかも本当に戸惑いますよね。何喋っていいのかわかんないからすぐ切っちゃうみたいな。

良原キャスター:
「留守電入れるならLINEをしておく」になってしまうかもしれません。

若新さん:
あと1点だけどうしても言いたいのは、電話で相手の時間奪うから無駄だってことを発信されてる方いるじゃないですか。それは、その人がもう圧倒的に力を持ってて、周りの人が配慮して合わせてくれるっていうポジションの人だったら成り立つと思うんですよ。でも、これから人に頼らなきゃいけないとか甘えなきゃいけないっていう人は、そのスタンスでは信頼を得り切れない。だから「電話かけてくんな」というのは、めちゃめちゃ偉くなってから言うべきだと思います。