ハンドボール男子日本代表がアジア予選を制し、パリオリンピック出場を決めました。その立役者となったのが代表の司令塔を務めた富山県の氷見高校出身の安平光佑選手です。
パリオリンピック出場をかけたアジア予選決勝でバーレーンと対戦した日本は、氷見高校出身の安平光佑選手がチーム最多の10得点をあげ、32対29で勝利。
1988年ソウル大会以来36年ぶりに自力でのオリンピック出場権を獲得しました。
現在、ヨーロッパの強豪チームでプレーする安平選手。
これは中学2年生の時の映像です。


ノールックで後ろにパス。中学生離れした多彩なプレーからついた名は「ファンタジスタ」。

安平光佑主将(当時中学2年):「観客が盛り上がるようなプレーがしたい」

毎年、氷見で開催されている春中ハンドでは安平選手の多彩なパスからの攻撃で県勢初となる春中制覇を成し遂げました。

安平光佑主将(当時中学2年):「楽しくできました」


その後、氷見高校に進学。キャプテンとしてチームを牽引し選抜、インターハイ、国体の高校三冠を達成しました。


身長は代表で最も低い172センチ。体格は決して恵まれていませんが、持ち前のスピードとパスワークで世界に挑み続けてきた安平選手。

今回のアジア予選ではチームの攻撃の起点となり決勝では10得点をマーク。36年ぶりの自力での出場権獲得に貢献しました。

安平選手は自身のSNSで「アジアチャンピオンになることができました。最高すぎました。Let's go Paris」とコメントしました。