手の届くところまで来た、オリンピック。
プレッシャーがかかる中でも、自分らしく戦い抜いてほしいと、願っています。
父 津金武寿さん:
「一戦一戦、自分の前に現れる相手に対して集中して、自分の柔道をやって、自然にっていうかね、結果は」
父のエールも励みに、柔道に打ち込む堀川選手。
五輪出場をかけた12月の大会に向けて取り組むのが、「試合の流れの組み立て方」です。

園田隆二監督:
「内股っていう得意技を持っているということが一番の彼女の特徴というか、やっぱその強みをどう生かすか、そこまでの道順をどう作っていくかっていうことを1個の道じゃなくて2つ3つって作っていけば、相手も防御してきた時にいろんなところから技に入っていけるかなっていうのは常に彼女とは話し合っている」
もともと身体が柔らかく、ケガが少ないという堀川選手。
重視するのは、柔道スタイルを生かすためのしなやかな体づくりです。
堀川恵選手:
「軸はぶれないように、最低限のところはキープできるような形で、でも(筋肉で)硬くなりすぎると今度、柔道フォームが崩れてきちゃうというか、それは私の(柔道)スタイルには合わないので、そこはやりすぎないっていうのも一つのやり方みたいな感じで、合うようにトレーナーと話して」
厳しい稽古も、トレーニングも、2024年の夏、輝く舞台に立つため。
高校時代、初めて栄光を掴んだ思い出の大会=12月の「グランドスラム東京」にすべてをかけます。

堀川恵選手:
「オリンピックっていうものがもう夢ではない分、もう目標というか現実的に今一番近いところにあるからこそ確実に勝ちにいきたいですし、本当に簡単じゃないっていうのを誰よりもわかってるからこそ、ここまで来たら本当に初めて心から本気で出たいっていうふうに言えるかなと」