2024年夏のパリオリンピックへ、信州から、夢の舞台を目指すアスリートを紹介しています。
日本のお家芸とも言われる柔道で初出場の期待がかかるのが、松本市出身の堀川恵(ほりかわ・めぐみ)選手です。
2022年には世界女王にも輝き、「夢から目標になった」と語るオリンピックへの思いとは。
東京都内の柔道場。
稽古に励む、堀川恵選手の姿がありました。
松本市出身の、28歳。
松商学園から筑波大学に進み、卒業後、実業団の強豪・パーク24柔道部に所属し、競技に取り組んでいます。

堀川恵選手:
「次の試合がとにかく12月っていうのがひとつあるんですけど、試合まで2か月っていう時間があるので、試合に向けてやりたいことを何をやろうかというのをより練って、じっくり練習をやってもいい時期かなと思ってるので」
いま照準を合わせているのが、12月に開かれる「グランドスラム東京」。
女子63キロ級は、堀川選手と東京オリンピックに出場した高市未来(たかいち・みく)選手が代表1枠をかけて争っていて、パリオリンピックへの出場はこの大会の結果にかかっています。
堀川恵選手:
「高校生の時、初めて優勝した試合で、次もう一つ、私の人生の集大成とも言えるオリンピックっていうところに目指す最後の試合が、そのグランドスラム東京っていうのが、またちょっと運命的じゃないですけど…」
堀川選手が“世界”を意識し始めたのが、松商学園2年の時。

初めて出場したシニアの国際大会「グランドスラム東京」で、当時史上最年少の17歳で優勝し、一躍、脚光を浴びました。