延伸ルートは8割がトンネルになる予定
日本で初めてとなる新幹線は国鉄時代に整備された日本の大動脈「東海道新幹線」。北陸新幹線は、利便性の向上はもとより、この東海道新幹線が南海トラフ地震で影響を受けることを想定して、代替機能の役割で1973年に国が整備を決めました。
(新幹線建設事務所の担当者※1978年当時)「目標が決まりましたので、できるだけ早く着工にもっていけるように、実施計画、具体的な計画に沿いまして作業を進めていきたいと思っております」
半世紀近くが経ち、北陸新幹線は福井の敦賀までの開業が目前。そして敦賀から大阪までの延伸については、小浜市付近を通って京都、そして京田辺市を経由して、新大阪を結ぶルートに決まっていて、その8割がトンネルになる見込みです。建設費の約2兆1000億円は税金で賄われ2046年の完成を目指しています。
この京都を通る計画について、京都の人はどう思っているのでしょうか、街の人に話を聞きました。
「私は知らなかったですね。20年後となると私も年なので、使うことはないかもしれないですね」
「はい、聞いています。(Q建設費は2兆円だが?)厳しいですよね、このご時世ですし」
「いっぺん乗ってみたいね。(Q京都を通ることは?)それは知りませんでした」