石原慎太郎怒る!

2001年、増え続けるカラス被害に対して石原慎太郎知事(当時)がついに「カラス対策プロジェクト」を打ち出しました。

対策の重点ポイントは2点、①カラスを捕まえること、そして、②エサを断つことです。
そこで数々のトラップが組まれ、まずは巣の撤去が行なわれました。
都会のカラスらしく巣はクリーニングで使う針金ハンガーで出来ていることが多かったと言います。

都内の街路樹にもこのようなカラスの巣が。

また繁華街のゴミ回収を早朝とし、蓋付きゴミボックスや、防鳥ネットでゴミを覆うなどの対策も取られました。

21世紀になって東京のゴミ捨てルールが厳格になったのはこれも理由のひとつです。

郊外の都立公園などでは、こうした捕獲トラップなどが仕掛けられ、あたかも東京都VSカラス軍の様相を見せていました。
ちなみにこれらの捕獲トラップ、老獪な老カラスよりも、若いカラスが捕まったそうです。

やはりヒトもカラスも経験は重要です。