そんな時に声をかけてくれたのは、新潟県上越市で「富寿し」グループを運営する『宮崎商店』です。
去年の秋に行われた、アスリートと県内企業をマッチングするイベントを通じ、高橋大成さんの想いを応援してくれることになったのです。
【富寿し 高田駅前店 青山和真店長】
「人柄が良いので、従業員からの信頼も厚い。夢に向かって頑張っている姿は輝いているので、そこは一生懸命やってもらえれば」
【高橋大成さん】
「現役に戻ること自体かなわないと思った中でやってきたので嬉しかった。“奇跡”には本当に感謝しています」

心強いスポンサーを得た高橋さんは、さらに今年5月から「クラウドファンディング」を実施。そこには、230万円もの支援とたくさんの応援メッセージが寄せられました。

【高橋大成さん】
「やっと集中して練習をできるのが、辛いけど幸せですね。すげー辛いですけど」
そして資金面以外でも、高橋さんへの応援がありました。
高橋さんの卒業した専門学校が、普段トレーニングする場所を提供。
卒業生の挑戦を応援したいと、快く場所を貸してくれたのです。
【国際スノーボード&スケートボード専門学校 陸川晃浩講師】
「在校生の手本にもなるし、そういった頑張っている姿を見せるということは学校全体も元気が出ること。まだまだこれから年齢的にも活躍できるので、精一杯、悔いのないように頑張ってもらいたい」
さらに隣接する別の学校では、ボルダリング施設をトレーニング用に使用させてもらっています。

【高橋大成さん】
「バランストレーニングですね。筋肉の色々な使い方をするので」
「ここまでの環境は、普通じゃあり得ないです。本当に感謝しています」
たくさんの応援を受け、挑戦のスタートラインに立った高橋大成さん。
「1回死んだ身というか…。恐怖はない。怖くはないですね」