選挙期間になると必ず聞こえてくる、選挙カーから訴えかけてくる声。この声の持ち主と言えば車上運動員、いわゆる“ウグイス嬢”です。ウグイス嬢の存在は知っているけれど、どんな人が話しているのか、何をしたらウグイス嬢になれるのか…知られざるウグイス嬢の仕事について“カリスマ・ウグイス嬢”の異名を持つ、幸慶美智子さんに話を聞きました。

■結婚式の司会をしたくて事務所に入ったけど「トライしてみるもんですね」

車上運動員として活動しているのはどんな方なのでしょうか。
幸慶さんの場合は大学生の時、報酬に惹かれたことがきっかけでした。

“カリスマウグイス嬢” 幸慶美智子さん
「実は『結婚式1回1万8000円』みたいな司会者の募集があり、『2時間で1万8000円もらえるの!?』とそれに惹かれてタレント事務所の門を叩いたのが始まりなんです。でもすぐにブライダルのお仕事はいただけなくて。そのタレント事務所で2年間発声など基礎の勉強をしていて、それを知っていた大学の同級生が『ウグイス嬢のバイトしない?』と声をかけてくれたんです」

まだまだ“初心者”だった幸慶さん

大学生ということもあり政治の知識もなく、業務としてもただ「お願いします」と言えばいいと思っていたと言います。

幸慶さん
「選挙カーは朝8時からなのに、それより前に駅で立って手を振って『選挙太郎、お願いいたします』みたいなことを肉声でやらなきゃいけないし、服装もキュロットでむちゃくちゃ寒かったし、お腹は空くし嫌で嫌で。選挙カーでも隣に怖い政治家のおじさんが座ってびっくりしちゃって。基本は手を振りながら喋らなきゃいけないのに、その頃は原稿読むのに必死でした」

ところが、そんな幸慶さんにある変化が生まれます。これまで31年間で400件以上の選挙に関わってきた幸慶さんの勝率は8割6分3厘。勝率約9割の“カリスマ・ウグイス嬢”と呼ばれるまでに。いったい幸慶さんに何があったのでしょうか?