警察庁が7月に行った調査によりますと、自転車のヘルメット着用率は広島県で6.6%。全国平均の13.5%の半分以下で、全国47都道府県で38位となっています。

ヘルメットの着用が努力義務となったのに、なぜ着用率が低いのか? 街の人に聞いてみました。

街の人
「子どもには被らせているが、自分には着けていなかった」
「孫には被らせているけど、自分は被っていない。」

広島中央警察署交通第一課 村岡洋子課長
「うちにも高校生の娘がいるが、娘や友だちも髪型を気にして被らないという話も聞いているの。たしかに気になるところだと思うが、命の方が大事だと思って被っていっていただきたいと思う」

9月28日に行われたイベントでは、実際に事故の衝撃で割れたヘルメットも紹介されました。

ワイズロード・フジグラン広島 寺尾章洋さん
「自転車でこけてですね、右側に倒れて右後頭部をアスファルトに強打されたという事例です。ヘルメットが割れています。ヘルメットがなかったら、実際、自身の頭が割れちゃってる可能性がある」

ヘルメットを被っていたため、無事だったということです。