およそ5時間かけて到着した、福島県須賀川市。

藤沼湖は被災前の状態に戻り、湖畔は、全国から里帰りした多くのあじさいが植えられ、公園になっていました。

地元の人たちが歓迎してくれます。


涙を流す赤芝道子さん:
「(あじさいも帰って来て)喜んでるよ・・・」

2度の災害を乗り越え、7年ぶりに里帰りを果たしました。

赤芝道子さん:
「元気でいてねって、また会いたいね、また花咲いたころに来たいね、できることならね」

来年もきれいに咲くことを願って・・・。

赤芝さんも優しく土を被せました。

奇跡の「奇跡のあじさい」と記された柱とともに、再びこの場所で根を伸ばします。


赤芝道子さん:
「あれから苦しいことばっかりだったから、こんな日が来るとは思わなかったからうれしい。うれしい・・・ありがとうございました」
「こちら(福島)も切ない思いしたし、(長野の)長沼も切ない思いしたから復興のいいシンボルになって、みんな元気にいてもらいたい。大勢の仲間と一緒に元気にいてもらいたい」

東日本大震災から12年、そして台風19号災害から4年。


2度の災害を耐え抜いた、奇跡の「奇跡のあじさい」。

長野と福島、2つの被災地をつなぐ復興の架け橋として、これからも地域を見守ります。