6月の下旬。

今年もあじさいが咲きました。

青紫色の可憐な姿。

赤芝さんは毎年この時期を心待ちにしてきました。

赤芝道子さん:
「良く咲いてくれたって。うれしいですよね」
「優しい色ですよね」


あじさいは、今年、7年ぶりに藤沼湖へ里帰りすることになりました。

10月15日。

里帰りの準備をします。

赤芝道子さん:
「こんなに良く育っていたね、あんな小さいのが、ここまでに。泣けちゃうね。なくなっちゃうのがさみしいね」

福島に帰るのは挿し木をして育てた5株。

5株を抜いてすっきりとした自宅の庭に赤芝さんは、さみしさを感じながら、子どものように育てたあじさいに思いを馳せていました。


赤芝道子さん:
「毎日眺めていたのが無いんだもん・・・泣けちゃうね、でもさ、福島に行ってさ福島も長沼だからさ長沼の地でまた今度、大勢の仲間と一緒にね・・・」

里帰りの日がやってきました。