被告は「友達がいる感じは無かった」高校も中退

一方、A女被告(当時)は物静かな性格で、他人とのコミュニケーションが苦手だったという。

「おとなしく、駄々をこねたり、あれが欲しいとか言ったりすることはなかった」
「友達が遊んでいる時、輪の中に入りにくくて、ひとりぼっちだった」
「小学校に進学したあとも、友達がいる感じは無かった」

学校での成績が振るわなかったA女被告(当時)。地元の高校に進学するも、中退。その後、飲食店などで働き、家計を支えていたという。

「後悔していることはありますか?」

弁護士から事件のことを問われた姉は沈黙。そして、涙をぬぐう。