愛媛県松山市内で、面識のない10代の女性に性的暴行を加えけがをさせるなどしたとして強制性交等傷害などの罪に問われている男の初公判が25日、松山地裁で開かれ、弁護側は無罪を主張しました。
強制性交等傷害と強制わいせつの罪に問われているのは、松山市の無職・鈴木優太(すずき・ゆうた)被告(25)です。
起訴状などによりますと、鈴木被告は去年10月30日の午前0時頃、松山市内の路上で、自転車で帰宅していた当時19歳の女性に対し、服の中に手を入れて直接胸を触るなどしたということです。さらに約1時間後、再会した女性にいきなり抱き着いたり首をしめたりしたあと、工事現場に連行し性的暴行を加えるなどして、およそ2週間のけがをさせたということです。
初公判で鈴木被告は「直接服の中に手を入れておらず胸を触っていない」「性交や暴行をしておらず少なくとも女性の同意を得ていたと認識している」などと述べ起訴内容を否認しました。
一方検察は冒頭陳述で、鈴木被告がハロウィンの仮装をして同僚と繁華街に出かけ犯行前にキャバクラで飲酒していたことを明らかにしました。更に被害者に抱きつき胸の付近に手がある状況が防犯カメラの映像に写っていて、「被害者の証言と客観的な証拠に整合性がある」と主張しました。
それに対し弁護側は「暴行は加えておらず女性の同意は得ていた」などとして無罪を主張しました。
裁判は26日も開かれ、判決は来月6日に言い渡されます。
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