早乙女たちが雅楽にあわせて豊作を祈願
三重県志摩市で、恒例の「伊雑宮御田植祭(いざわのみやおたうえまつり)」が行われました。
伊勢神宮の別宮(べつぐう)、伊雑宮の、豊作を祈願する「御田植祭(おたうえまつり)」は900年以上の歴史があり、大阪の住吉大社、千葉の香取神宮とともに、日本三大御田植祭のひとつとされています。
呼び物の、泥だらけになって竹を奪い合う「竹取神事」は、新型コロナ感染対策でことしも中止となり、御田植神事だけが行われました。
白い着物に赤いたすき、すげ笠姿の小中学生の早乙女たちが、美しい雅楽が響く厳かな雰囲気の中、苗を丁寧に植えていきました。

御田植祭が終わると伊勢志摩に本格的な夏が訪れます。