ライドシェアとタクシー 違いは?
南波キャスター:
ライドシェアに関しては、与野党ともに賛否の声はありますが、岸田総理はライドシェア導入検討を所信表明演説(23日)で表明していく方向だという状況です。

制度の現状を見ていきます。
運転免許はタクシーの場合は2種免許、人を乗せて運行するために必要な免許が必要ですが、ライドシェアの場合、普通免許です。
事故の対応も現状のルールでは、タクシーはタクシー会社が行いますが、ライドシェアは個人が行う。飲酒・労働時間のチェックも、ライドシェアの場合は管理規制はありません。保険の補償も、加入が義務付けられているタクシー会社と比べて、現状はルールがないという状況です。

そんな中、こんなものも今取り組まれています。“パートタイムドライバー”というもので、短時間で副業ができるタクシーのシステムです。学生や主婦など約40人が登録しています。この場合、ドライバーは二種免許の取得が必要になります。地理、保安、サービスなど10日間社内で研修を行い、行き先はアプリで事前に決定していくということです。
これまでタクシードライバーは長時間働いて1日休むような勤務が当たり前でしたが、そういったところで人が集まらないという課題を解決しようという取り組みの一つです。
ホランキャスター:
これまでもタクシーがアプリで呼べるようになるとか、どう移動するかというサービスってかなり変わってきたと思うんですよね。
ライドシェアがもしOKになったら、ライドシェアのドライバーさんをやりたいですっていう方を管理する会社も生まれるでしょうし、となると、会社に対してどのようなルールづけをしていくか、というところは政府としてやっていけば不可能ではないのかなと。
萩谷弁護士:
利用者と運転者をマッチングするプラットフォームの会社というのはやっぱり必要で、プラットフォームに運転者は登録をして、プラットフォーム会社が運転歴、健康管理、研修などある程度やっていって、安全性が確保できるような何かを作っていけばいいのではないかと思うんですね。
海外では相互の評価性もあって、そういう意味で安全面を担保していくということもできるんじゃないかと思います。