特殊詐欺による被害の急増を受けて、秋田県は18日、県民に注意を呼びかけました。特にSNSやネット広告を入り口とした詐欺に気を付けるよう呼びかけています。

秋田県内では今年特殊詐欺被害が急増していて、9月末までに被害件数53件、被害額約9266万円と、去年の同じ時期の41件、約6597万円を上回り、深刻な状況となっています。その後も新たに県内過去最高の被害額となる約1億3600万円の金融商品詐欺が発覚しています。

今年の特徴としては、
・有名人になりすまし、SNSに金の売買や株の取引で利益が得られる等の嘘の投資広告を提供し、現金をだまし取る「金融商品詐欺」が全国で増加
・秋田県では、高齢者に限らず、幅広い年代で特殊詐欺の被害が発生
・警察官や銀行職員を装いキャッシュカードをだまし取る「預貯金詐欺」が急増
が挙げられています。

県は被害に遭わないために、
・「必ずもうかる」などのうまい話はない
・電子マネーや現金の振り込みは「詐欺を疑う」
・キャッシュカードを「渡さない」、個人情報を「教えない」
といった心構えを呼びかけています。

相談窓口は以下のようになっています。
○秋田県警察本部県民安全相談センター
電話 #9110 または 018-864-9110
○秋田県生活センター
電話 018-835-0999
○消費者ホットライン
電話 188(最寄りの消費相談窓口につながります)