今更聞けないリンスインシャンプーの“正しい”使い方「泡が頭皮全体に行き渡るよう…」
──私の髪は少しごわごわしている気がするんです…。トリートメントは塗布した後に数分おいたりしますが、リンスインシャンプーもリンス成分を浸透させるためにつけおきした方がいいのでしょうか?
「シャンプーと使い方は同じです。普段お使いのシャンプーと同じように洗い、あとはすすいでください。
シャンプーがよく泡立つように、シャンプー前に髪と頭皮を十分に濡らし、泡が頭皮全体に行き渡るよう、指の腹を少しずつ動かしながらマッサージするように広げ洗髪します。指で触れながら頭皮や髪にヌルつきがなくなるまで、丁寧にすすぎます」
──しっかりと流しきってしまうと、表面を整えるリンス成分も一緒に流れてしまいませんか?
「すすいだ後もリンス成分は毛髪に残ります。シャンプーの洗浄成分でせっかくキャッチした頭皮上の油性成分も、しっかりすすがないと残ってしまいます。肌トラブルの元になる脂肪酸などを残さないようにすることが大切です。
また、頭皮にシャンプー剤が残ってしまうと、頭皮のニオイやかゆみの原因ともなることもあり、洗髪後はしっかりとすすぎ残しがないように十分にすすぐことをおすすめしております」
──確認ですが、汚れは流れる、リンス成分は残るですね。
「リンス成分は十分にすすぐことにより、毛髪をなめらかにする成分を薄くまんべんなく行き渡らせ、なめらかな仕上がりにするので、十分にすすいだ状態でも指通りを良くする効果を発揮します」
──きちんと流すことは、リンス成分の効果のためにも大切ってことですか!では、私の髪がゴワゴワなのは、髪質でしょうか…。
「リンス効果が物足りないですとか、さらに髪を"さらさらにしたい"、"パサつきにくくしたい"、"髪のダメージをケアしたい"と思われている方には、シャンプーと、リンスまたはコンディショナーを別々にお使いすることをお勧めします」
花王によると、リンスインシャンプー(「メリット」ブランド)は20代単身男性に特に人気で、手軽にさっぱり感を味わいたければ、リンスインシャンプーということのようだ。ちなみに筆者は、長髪の女性である。ゴワゴワな髪を、サラサラにしたければ、時間はかかるがシャンプーとリンスを別々にということか。
なにはともあれ、「きちんと洗えているの?リンスされているの?」なんて悶々とせずに、思いっきり洗い流してさっぱりしよう。