10月20日は「頭髪の日」だ。髪のお手入れにもいろいろあるが、手軽に使用できるリンスインシャンプーはいまやヘアケア商品の代表格の一つだ。しかし、よくよく考えてみると、シャンプーとリンスって役割が全然違わないだろうか。それが一緒にできるって、どういうことなのだろうか?!

"効果が中途半端"?リンスインシャンプーって結局なんなの?

一本で二役を担うお手軽なリンスインシャンプー。筆者も銭湯に週1回ほど行き、置いてあるリンスインシャンプーを有難く使わせてもらっている。時短で、なんて楽なんだ、程度にしか思っていなかったが、ある時、SNSでこんな投稿を見てハッとした。

「シャンプーで髪の汚れを落として、リンスで再コーティングするイメージなのにいっしょくたにやったら中途半端じゃない?」

た、たしかに…。これはなかなか哲学的だ。洗浄しながら、コーティングとは、そんなこと可能なんだろうか。そういわれてみると、筆者の髪は、「毎晩トリートメントは欠かさないのっ」という友人と比べてごわごわしている気もする。

も、もしや、リンス効いてない?洗浄もできてない?いったい、リンスインシャンプ―って何なんだ…。

数多くのヘアケア商品を展開する花王の「メリット」担当者に、私の悲痛な叫びをぶつけてみた。

ーーリンスインシャンプーは、シャンプーなんですか?リンスなんですか?ちゃんと汚れは取れているんでしょうか?!

「リンスインシャンプーは、シャンプーに毛髪保護成分などのリンス成分が入ったもので、1本で洗浄と髪の感触がよくなる商品です。はい、汚れはきちんと取れます」

答えはあっさり。リンスインシャンプ―はどちらかといえばシャンプーで、汚れはちゃんと取れているという。では、リンス効果はどうなのだろうか…。

たしかにメリットのリンスインシャンプ―の容器には「リンスのいらないシャンプー」と書いてある。