民事再生手続き中のスーパーマーケット「さとちょう」を運営する青森県弘前市の「佐藤長」と黒石市の関連会社の「青森食研」は16日付で裁判所から一部事業を福岡県の企業に譲渡する許可が下りたと発表しました。
両社とも事業譲渡契約は裁判所の許可を条件にトライアルホールディングス(本社:福岡県福岡市)の傘下の企業と9月19日に締結していて効力の発効日は10月23日を予定しているということです。
佐藤長は「青森トライアル」に食品小売18店舗、鮮魚テナントの資産の一部、従業員と事業の譲渡が許可されました。青森食研はトライアルカンパニーに食品加工卸業の事業の譲渡が許可されました。
佐藤長と青森食研の佐藤譲社長は譲渡先の2社について「地域住民の生活と地域経済に貢献するために行ってきた事業の継承と従業員の雇用を守っていただけるものと確信しております」とした上で、佐藤長と青森食研としては「今後、裁判所と監督員の関与の下、事業譲渡契約の簡潔と少しでも多くの再生再建を弁済するため弁済計画を策定するために全力を尽くす所存でございます」と文書を発表しています。