ガザの友人「やはりいつ死んでもおかしくない」

――南部への避難はどんな問題があるんでしょうか。

昨晩も今までで一番激しい空爆が行われている。それで高層ビルが倒壊して、自動車が通れない状況になって、タクシーを乗り継いだり、荷物を持ち、子どもを抱えて、という中での避難。一方で、行った先では学校、モスク、病院、に避難するわけですけど、もう既にいっぱいになっている状況で、南部に行っても苦しいし、北部にいても非常に危険という、板挟み状態です。ガザの友人と昨晩も話しましたけど、「やはりいつ死んでもおかしくない」って非常に不安に思っていると話していました。

――パレスチナ人がエジプトに避難することは難しいんでしょうか。ガザの南部にはエジプトがありますが。

(中東ジャーナリスト 池滝和秀氏)エジプトは複雑な国内政治を抱えていて、イスラエルと政府は和平を結んでるんですけど、国民は「親パレスチナ感情」を持っているんです。受け入れると、それと結びついてそれが反体制運動に転化するとなれば、国内政治を考えてエジプトとしては、この問題を取り込みたくないというのが心情だと思います。国連はガザで学校や避難施設を運営したりして支援しています。一方で検問所を開けるように調整したりしていますが、それぐらいしかできないです。

――イスラエルが一時的に退避場所として場所を提供するようなことは考えられないですか。

(中東ジャーナリスト 池滝和秀氏)それは全く考えられないですね。ハマスと一体化して、ある程度支持者が多いので、国内に入ってこられたら、そこでテロという形で広がってしまうおそれを考えるとあり得ないと思います。