厚生労働省hは17日、診療報酬を不正に請求するなどして報酬を得たとして、岩手県金ケ崎町の歯科医院の保健医療機関の指定と保険医の登録を取り消したと発表しました。

保健医療機関の指定取り消しを受けたのは金ケ崎町西根の松本歯科医院です。院長の67歳の男性歯科医も保険医登録の取り消しを受けました。東北厚生局岩手事務所によりますと、この歯科医院は2017年12月から去年11月の5年間に、実際には行っていない保険診療を行ったものとして診療報酬を不正に請求していたほか、実際に行った保険診療を保険点数の高い別の診療に振り替えて診療報酬を請求するなどしていたということです。不正請求の額は分かっているだけで患者50人分の100件で、金額は268万円7519円に上ります。東北厚生局は歯科医師に対し、不正に得た診療報酬の返還を求めています。