岩手県大船渡市で16日、9隻の漁船がサンマを水揚げしました。漁場が近づき、そのほとんどは宮古市の沖合で獲れたものです。

16日、大船渡市魚市場では地元の大型船5隻のほか、大船渡や釜石の小型船4隻の合わせて9隻がおよそ260トンのサンマを水揚げしました。
ほとんどは宮古市の沖合で獲れたもので、19トンの小型船では8時間から10時間ほどで到達できる漁場です。
サンマの大きさは120グラム以下のものがほとんどですが、日本有数の漁場である北海道の花咲沖で獲れるものよりサイズは大きめだということです。
小型船の乗組員は「これほど近海でサンマが獲れるのは3、4年ぶり」と話し、今後の漁に期待を寄せていました。
16日のサンマは1キロ当たり150円から550円で取り引きされ、岩手県内のほか関東などの市場へ出荷されます。