全国3位の生産量を誇る岩手の食肉用のニワトリ=ブロイラーについて知ってもらおうと、13日、岩手町の小学校で食育授業が行われました。

岩手町の沼宮内小学校で13日行われたのは、ニワトリを各部位に解体する作業の実演です。
4年生47人が1羽のニワトリがモモ肉、ムネ肉、手羽先などに分けられた後、骨や皮も無駄なく利用されることを学びました。
主催した県獣医師会は出荷される鶏肉が病気にかかっていないかなどを3段階に渡って検査していて、全国屈指のブロイラー産地の安全安心を支えています。

(岩手県獣医師会 佐々木一弥 会長)
「(鶏肉が)安全な食べ物だということ、それと命に感謝すること、携わっている人たちみんなに感謝をしておいしくいただいて欲しいです」

生産現場のこだわりについて学んだ後はお楽しみの給食です。メイン料理は県産チキンの照り焼きです。児童たちは豪快にかぶりついたりパンに挟んだりして味わいました。

(児童)
「とってもジューシーで柔らかくてとても美味しいです。(鶏肉には)色々な種類があってすごいなと思いました」

10月29日の「岩手とり肉の日」に向けて、県内では小学・中学校など472校でおよそ8万人が岩手の鶏肉を使った特別給食を味わう予定です。