インフルエンザが全国的に「異例の時期」に流行し、東北は青森を除く5県ですでに流行入りしています。青森県内でも宮下知事の感染が判明したほか、インフルエンザによる学級閉鎖も起きています。

インフルエンザは12月から3月に流行しますが、全国の患者数は2023年、流行入りの目安とされる「1医療機関あたり1人」を超える状態が4月以降も続いています。

青森県内の10月1日までの1週間の患者は29人で1医療機関あたりでは0.48人と3週ぶりに増加に転じています。12日は弘前市の高校とつがる市の中学校でインフルエンザによる学級閉鎖が3クラスありました。

また、県の秘書課によりますと宮下知事は8日に発熱し11日まで休暇で自宅で療養していましたが、12日の公務復帰を前に念のため医療機関を受診しインフルエンザA型の感染が確認されました。現在は熱も下がり、咳などの症状もほぼなく快復に向かっているということです。

同じ東北では11日、岩手県が過去10年で最も早く流行入りし、これで青森県の除く5県で流行を迎えました。異例の時期の感染拡大にいっそうの注意が必要です。