ヤマト運輸は自社の貨物運用機を導入 “2024年問題”の影響も…

北九州空港は、『国際貨物便』に加えて『国内貨物便』にも力を入れていて、今年2月、北九州市とヤマト運輸は物流の活性化を図るために物流連携協定を結びました。その狙いについて、ヤマト運輸の担当者に聞きました。

ヤマト運輸 貨物航空輸送オペレーション設計部 シニアマネージャー 下簗亮一さん:
「いわゆる貨物・荷物は、日中帯に生産・収穫されたものが、夜中の時間帯に都市間を移動するというところが一般的です。その中で大半を占めるのがトラック輸送です。
そのトラック輸送が、これから労働時間の厳格化であったり、トラックに頼りすぎているところを少し平準化することによって『サステナビリティ(持続可能)な物流のネットワーク』を築けるという風に考えているところでございます」

【住】物流・運送業界のドライバーの労働時間に上限が課されるいわゆる“2024年問題”が、航空輸送にも影響しているんですね。
【平】そこで、ヤマト運輸では、自社の貨物運用機を導入し、来年4月から北九州空港などで就航させる予定です。

【住】長崎空港は、現時点で具体的な動きはあるんでしょうか?
【平】長崎空港では、去年3月『一部の航空管制業務を遠隔で行うリモート運用』が導入され、管制業務に携わる人員を増やすことなく 早朝深夜の航空便の受け入れが可能となりました。
しかし24時間化実現に向けた課題はまだ残されています。県の考えを聞きました。