被害のあった家屋では三条市が調査を行いました。結果は11月に出る見通しで、工事との因果関係が認められた被害については三条市で補償する方針です。
【三条市上下水道課 小山正幸課長】
「工事に起因して発生した被害を特定し、健全な状態に復元できる費用を算定した金銭的補償を基本としております」
ただ住民が気にしているのは補償の範囲です。
「例えば壁の中だとか柱とかそういった部分が、どういう状況になっているのかっていうのが一番不安ですよね。例えば10年後20年後に地震があったときに、この工事によって家が崩れたり壊れたりしても“工事のせい”って言えないですよね…。目に見える部分だけを直すんじゃなくて、今後のこととか不安です」

「長い目で見てもらわないと。補償2年で終わります、5年で終わりますじゃなくて、未来永劫というかずっと見ててもらわないと困ります」
市では住宅の補償について『期限は設けない』としています。
【三条市上下水道課 小山正幸課長】
「補償契約を締結した後でも家屋等に変異等が生じました際は、これまでと同様に誠意をもって対応するとともに、工事との因果関係を調査して、工事に起因する被害であれば責任を持って対応して参りたい」

住民が望むのは、マイホームで過ごす今まで通りの『平穏な暮らし』。
その“思い”を受け止める誠実な対応が、引続き市には求められています。