1頭目射殺に「世論」の非難

トラが逃走した2日後に、猟友会メンバーがトラを発見して射殺しました。発見場所は寺の近く。巨体は沢に倒れたといいます。

オスメス1頭ずつ逃げた中のメスが射殺されました。

当初から、警察は脱走したトラに対して射殺もやむなしと考えていました。
現場は薮に囲まれており、保護するのは困難であること。また麻酔銃がトラに命中しても、動きを止めるのに数分かかるためです。
しかしこれによって全国から猟友会に非難が殺到することになりました。

当の神野寺住職までが「殺すことはなかった」などと言い、現場は混乱しました。

「トラがかわいそう、生け捕りにすることだってできた」というのです。特に実際に撃った猟友会メンバーの実名が報じられたことで、迷惑電話などのイヤガラセが頻発しました。