東京・渋谷駅の連絡通路に設置されている芸術家・岡本太郎さんの巨大壁画「明日の神話」の大規模な修復作業がきょうから始まりました。
「明日の神話」は、原爆が炸裂する瞬間を描いた岡本太郎さんの作品で、縦5.5メートル、横30メートルの巨大壁画です。
2008年11月に渋谷駅の連絡通路に設置されましたが、近年の酷暑の影響などで想定以上に傷みが進行したため、きょうから大規模な修復作業が始まりました。
NPO法人「明日の神話保全継承機構」 西村友伸 理事長
「未来に継承すべき偉大な壁画を我々の手で修復して、次の世代につなげようと」
修復作業は亀裂の補修や汚れの除去などが中心で、完了までには3年から4年かかる見込みです。このプロジェクトを主催するNPO法人は支援を求めるクラウドファンディングを実施しています。
「明日の神話」は1968年から1969年にかけてメキシコ市で制作された作品で、長く行方が分からなくなっていましたが、2003年にメキシコ市の資材置き場で発見。
その後、「芸術は暮らしの中に生きるもの」という岡本太郎さんの考えを体現するために、美術館ではなく、多くの人が行き交う渋谷に設置され、パブリックアートとして親しまれていました。
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