■図書館にある「雑誌の付録」 保管?ゴミ箱?こっそり誰かが…?

トートバッグやアウトドアグッズなど、クオリティーの高い付録がついた雑誌が書店やコンビニに並んでいますよね。付録が欲しくて、つい雑誌を購入したことがある人も多いのではないでしょうか。

書店には付録付きの雑誌が並ぶ(鹿児島市ブックスミスミ オプシア店にて)

一方、図書館で取り扱われている雑誌に、付録は見当たりません。図書館の雑誌の付録はどこへ行ったのでしょうか?「どこかで、ひそかに保管されている?」「それとも、ゴミ箱行き?」「もしかして、誰かがこっそり持ち帰っていたりして…」。

実際のところどうなっているのか、調べてみると、税金で運営されている公立図書館ならではの様々な事情がありました。
 

■雑誌の付録、図書館での扱いにルールはあるの?

 そもそも、図書館にある雑誌の付録の扱いにルールはあるのでしょうか?
公益社団法人「日本図書館協会」によると、CDやDVDの場合は、著作権法上の問題があり、図書館だけの判断で貸出などはできないそうです。

いっぽうで、ファッショングッズやおもちゃなどの付録の扱いについては「統一した基準はなく、各図書館の提供基準に沿っています」とのこと。

雑誌の付録の運命は、各図書館に委ねられていました。その行く末はどうなっているのでしょうか?