2025年の年間最多の白星を挙げた横綱・大の里の師匠、ニ所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)が27日、弟子の地元、石川県津幡町で講演し、大の里とのエピソードを語りました。

ニ所ノ関親方「大の里は初土俵から13場所(で横綱に昇進した)。一番出世が遅い親方が一番早い横綱を育てている」

ニ所ノ関親方の講演には、およそ800人の町民らが詰めかけました。

今回は、大の里はパネルでの参加です。

講演でニ所ノ関親方は、23日の九州場所千秋楽での休場について、親方自身も横綱時代に左肩にけがをし、その後、無理をしたことが現役引退につながったと苦い思い出を紹介しました。

そのうえで、大の里には治療に専念しけがを乗り越えればさらに強くなると今後への期待を込めていました。

参加した人「今場所の休場は残念だったが、稀勢の里さん(二所ノ関親方)の話を聞いて、それもあり、しょうがないという気持ちが強くなった。これから益々応援していく」

大の里は早くも2026年に向けて、年4場所以上の優勝の目標を掲げていて、ニ所ノ関親方は愛弟子の地元でさらなる応援を呼びかけていました。