■熱中症 意外に危険な「室内」
2021年、熱中症にかかった人がどこで熱中症になり運ばれたのか、「救急搬送状況」を見てみると…
<熱中症による救急搬送状況>東京消防庁HPより
▼住宅等居住場所 37.5%
▼道路・交通施設 32.6%
▼公園・運動場など 6.9%
▼店舗・遊戯施設など 6.0%
▼工事現場・工場など 5.7%
住宅等居住場所(家の中とは限らず庭なども含まれる)や道路・交通施設といった、生活圏内で起きているということがわかります。
恵俊彰:
公園・運動場はおよそ7%、そんなに多くないんですね。
大谷氏:
家の中の方が多いんですね。
■エアコンが大事!だけど…7年ぶりに『節電要請』
これからの時期、熱中症対策で重要になってくるのが『エアコン』。なんですが…今年は電力需要がひっ迫しています。
火力発電所が休廃止、コロナ禍でのテレワークなどによる電力需要増加、ウクライナ侵攻で燃料調達が先行き不透明、ということもあり、2015年以来7年ぶりに政府から節電の要請が出ました。さらに、電力料金も7月から値上げが発表されています。
東京電力の場合、平均モデルで2021年7月と2022年の7月を比較してみると、
▼2021年7月 6973円
2022年7月 8871円 ※過去5年で最高値
去年と比較して2000円近く上がる、ということなんです。
恵俊彰:
2000円上がるんだ!これはもうどうしようもないですからね。
夏の電力消費が大きいのはやはりエアコン。熱中症は防がなければいけないけれども、節電しなきゃいけないし、電力料金も上がるしという三つ巴の中で、どうやってエアコンを使っていけばいいのでしょうか?