■気温高く蒸し暑い梅雨 関東の梅雨明けはいつ?




太平洋高気圧の強まりとともに今後北に行くと予想される梅雨前線。

森氏:
本州から九州も雨が降らないわけではないんですけども、前線本体は北の方に行って、梅雨明けみたいなパターンになるかもしれないと。気になったので、東京の過去の梅雨明けの早かった時期を見てみました。



森氏:
東海地方では、1963年に6月22日に梅雨明けという記録がある。関東では2018年、ものすごい猛暑だった年で、熊谷で41.1度が出た年が6月29日。その他の地方も7月の頭ぐらいに梅雨が明けていることもあるんです。

「今年も梅雨明けが早い可能性がある」と森さん。状況的にも似ているのが猛暑だった2018年で、今年も心配されるのが、“暑さ”だということなんです。

■平年よりも暑い夏…危ない熱中症


森氏:
今年は基本的には夏は暑くなる。平年よりも暑い夏にはなると思います。

ジャーナリスト 大谷昭宏:
怖いのは熱中症ですね。

森氏:
気温と湿度ってシーソーの関係があって、同じ空気の場合、空気が温まると湿度は下がるんです。ところが今、南からどんどん温かくて湿った空気が流れ込んできている。
だから湿度が高くて、多少雲も出ますけれどもそれでも、ちょっとでも雲の切れ目があると晴れて暑くなりますし、もうこの時期、夏至の日差しですからものすごく暑い。

恵俊彰:
日差しがなくても、今年はちょっと熱中症に気づきにくいんじゃないか、なんか頭が痛いな、なんだろうな?と思ってると、実は(熱中症)みたいな。


■体育の授業で…熱中症の疑いで児童12人搬送




6月20日、千葉県流山市の小学校では、体育の授業でスポーツテストのためのシャトルランを実施中に女の子が不調を訴えて、119番通報。5年生の児童12人が病院に搬送されました(全員、軽症で帰宅)。
学校によると、授業は体育館で行われていて、窓や扉は開放し、児童も全員マスクを外していたといいますが、当時の体育館の気温は29度で湿度が61%だったということです。

森氏:
まだ暑さに慣れていなかったというのもあるのかもしれません。



恵俊彰:
熱中症の怖さは番組でも何度かお伝えしていますが、軽症から重症まであって、皆さん気づかないうちに熱中症になってしまうという。
めまいとか立ちくらみ、筋肉痛ぐらいで軽症。頭痛が中等症、重症になると意識がなくなるという。
段階を飛び越えて一気に襲ってくる可能性があるということですし、意識がなかったりすると救急対応できるところじゃないと危ない。
「喉が渇いたから水」というよりは、定期的に水飲むぐらいのつもりでいないと。

弁護士 八代英輝:
ちょっと頭が重いなとか、チカチカするとか、大きな兆候だと思いますよね。

森氏:
自覚症状を見逃さないでいただきたいですね。